「場」について③ 場所と場の役割分担

ぼくのなかで「場」は、「場所」に依存しないことがものすごく大事なんだと思っている。
もちろん集まれる「場所」も「場」にとって大事なので、「場所」がいらないってことじゃなく、「場所」と「場」がうまく役割分担することが、「場」を設計する上で肝になる気がしている。

「場所」の役割、それは個人的には、関係をできるだけ広く拾い集められることじゃないかなと思ってて
例えば、水曜タマリバーで言えば、毎週水曜日に開催しているってことで、
毎回来るひとから突然ふらっと寄るひとまで、がっつり語ろうと思ってくるひとからご飯をたべにくるひとまで、
濃淡混在で、総和的に、最大公約数的に、ひとを集められるのが「場所」の最大のメリットだと思う。

そう考えると、そんな「場所」の役割から考えた「場」の役割は、
「場所」とうまく連携しながら、濃淡混在ではなく、「濃さ」にこだわってつくりあげるってこと、
それができるのが、「場」のメリットなんじゃないかなと。

なので、ぼくとしては、「場所」と「場」は、いっしょくたにしないほうがいいと思うのだ。