「場」について② 「自らのため」の場をいかに設計するか

場をつくろうとすると、ふつうは中心から考えるものだと思う。
どういうテーマで、どういうコンテンツで、と。

けど、「自らのために」刺激をうけられるような場を設計しようとするなら、
場の提供者と場の参加者を分けてはいけないという意味で、中心を作ってはいけないんだと思ってる。

「ここは何をするべき場なんですか?」と聞かれても、答えられてはいけないんだと思っている。

中心なき状態にして、誰が正しいのかわからない状態にして、
互いに互いのやり口を探りあいながら同じ場に一時的にいるという状態が、
このままではだめだ、うかうかしてられない、何か新しいことをしないと、
と思わせてくれる場をつくりあげられるんじゃないかと思ってたりする。

個人的には、そう思い合える人が自分のまわりに増えさえしてくれれば
変化し続ける、という意味で、人生を楽しくできるんじゃないかというのが、自分なりの場の設計の考え方。