カードを増やす2:進めてみる

もうひとつ、カードを増やすためにぼくがよくやっていることがある。

例えば、少し前に、「おつまみサイトをつくりたい」と思ってたことがあった。
ぼくは呑みが好きなので、日本全国のおいしいおつまみを特集するサイトがあったら楽しいなと思って、実際自分で作ったらどうだろうと思ってたことがあった。

それをいろんなところで言ってたら、
偶然にも、嬉しいことに、じゃあ一緒につくろうか、と言ってくれたひとがあらわれた。

サイトの骨格をつくってもらった。
おもしろそうなつまみを買ってきては食べて感想をサイトに掲載してみていった。

しかしここで壁があらわれた。
いっこいっこおつまみを買って食べては載せると言っても、
ひとりじゃ頻繁にできないし、やれる数に限界があるな、と。
そしてぼくは、飽きてしまった笑

つまり
「ぼく」じゃおつまみサイトはつくりあげられないし、続けられなかったのだ。

この手のビジネスアイデアではよくあることなのだが、
「これやったらいいじゃん」と思いつくことはよくある、が、
それを「だれ」が進めるのか、で、うまくいくかいかないかは決まるわけで、
「ぼく」がやってもうまくいかないアイデアは無数にある。

アイデアが思いついた時は、「これやったらすごいうまくいくに違いない!」と思ってしまうもので、
そのテンションゆえ、「だれ」がやるべきか、を見落としてしまうことがある。

けど、アイデアを思いつくことが悪いわけはない。
アイデアにはいろんなヒントがつまってるはずである。

だから「進めてみる」

そうするとその過程で、
「ぼく」に合わない要素と、そんな中でも「ぼく」らしい要素と、
ヒントが濾過されて分離されて見えてくる。

そしたら、「ぼく」らしい要素を再構成して新しい「ぼく」らしい「アイデア」に組み直せばいいわけだ。

どうせまた「ぼく」がやってもうまくいかないアイデアになっちゃうと思うけど
また進めてみて考えればいいのだと思う。