大事なことが混在する集団

いろんなひとと呑んでると、
大事にしていることってひとそれぞれだなーと感じる。

たとえば、
・現在価値を大事にするヒト、と
・将来価値を大事にするヒト

前者のひとは、いまのステータスに重きをおく。
自分もしくは相手が、何を知っていて、何をやっていて、どんな振る舞いをしているか、が話の焦点だ。

後者のひとは、現在から将来への流れに重きをおく。
現在がどこに自分を置き何をしようとしているのか、どんな将来に向けてどう動きそうか、今後何が大切になっていくか、が話の焦点だ。

難しいのは、こういった大事にしているものが違うひとと語ると、まったく噛み合わないということ。
もちろん大事にしていることが違うだけなので、そうじゃないものも大切なのはわかるが、
話の焦点が合わないと、相手の焦点をある側面で否定的にみなければいけないことがあるので、
見事にシンクロしない。盛り上がらない。

この例で言うと、ぼくは将来価値に重きをおいて話をしようとするタイプなのだが、
それゆえ、現在、価値があると思われてるものも、将来、価値がなくなるかもしれないという意見を持つ。
そうすると、現在価値に重きをおいているひとにとっては、
価値があるのになぜこのひとは価値がないというのだろう、という反応になってしまう。
結果、このひとは分析力がないだめなひとなのではないだろうか、となったりする。

逆もしかり。
現在価値に重きをおくひとは、将来の価値は現在の価値の延長にあると思っている。
現在の価値を減らして現在価値とは異なる将来に賭ける行動は、大きなリスクをかかえるという意見を持つ。
そうすると、将来価値に重きをおいているひとにとっては、
リスクをとらないこのひとは将来価値は高くならないだろうな、と思ったりしてしまう。

だから、
ひとの集まりって、こういう大事なことが異なるひとが混在しているんだなと思わなきゃいけないんだと思う。
生き方も。働き方も。