ゲームな人生

人生ってすごく「ゲーム的」だなと思う。
ゲームって、世界が与えられ、決められたルールの中で、ゴールに向かうものだと思うのだが、それらを、その時々で設定するもの、と考えれば、人生はものすごくゲーム的だと思うのだ。

ファイナルファンタジーの音楽をつくった植松伸夫さんが、ファミコン時代は今のゲームと異なり同時に3音しか重ねて出すことができなかったという制約があったのだけど、それが逆に工夫につながった、というハナシをある番組でしてて、あーそういうところも人生っぽいなーと思った記憶がある。

人生は自由だ、というひとが多いが、制約の無い人生なんて聞いたことがない。
自分の動ける世界なんてほんとちっぽけなもので、そんな小さな世界の中でも社会や組織のルールに縛られざるを得なくて、けどそんななかで日々なにもしないなんてことはできないから、一つずつ何かを達成しながら生きていくのが人生なんだと思う。

なんでもできる時代、なんてものは来ない。かならず制約がある。そんななかでどう工夫して面白いことをしていくか、って考えれば、けっこう気楽に人生を「プレイ」できる気がする。個人的にはそう思っている。