働き方を考える4:カードの種類数

さて、「考える」といっても、なにもないところから自然発生することもないと思うわけで、
なにかしら「材料」が必要になると思う。

もちろん本やいろんなひとの事例は参考にはなると思うが、それらは「ぼく」ではなく、
本を書いたひとや事例の主人公である他人の行動である。

「ぼく」の材料であれば、「ぼく」が「どう行動してどうだったか」がいちばん役に立つはずだ。

カードゲームの持ち札じゃないけど、
ゲームの最終的な勝ち負けはおいといて、まずなにを出すか、と考えるためには、
できるだけ多くの種類の持ちカードがあったほうが心強い。

しかもルールなき無秩序なゲームだ。強弱なんてまったくないので、どのカードを出してもいい。
「どのカードを出してもいいよと言われた時になにを出すか」
これが、「ぼく」が「考える」ということなのだ。

何回も出し続けたら好みもでてくると思うが、
最初の方の数枚とかは、そのカードで何かが決まってしまいそうな恐怖もある。

であれば、カードを出す前に、カードの種類数を増やしておくのは、
自分の安心材料にもなる。

「ぼく」が「どう行動してどうだったか」

憧れたことにトライしてみたけど、こんな理由でだめだったとか、
好きだと思ってたけど、何回もやってみたら嫌いになっちゃったとか、
こんなこと普通のことだと思ったけど、やってみたらすごい求められて感謝されたとか、

そんなカードが増えてくれば、
じゃあ次のターンで、どんなカードを出すか、いやここはもう少し違う種類のカードを増やそうか、などの作戦も立てやすくなる。
そんなことを「ぼく」は考えながら働いている。